ご注意ください
依頼者:男性 20代
罪名:不同意わいせつ
結果:友人であった女性からの被害申告により不同意わいせつで刑事事件として立件されたものの、無実であると主張し、不起訴処分を獲得
事案の概要
本件は、教員である依頼者様が、元々友人であった女性及びもう1名の友人男性と飲酒し、その友人方に泊まった後、女性から不同意わいせつの被害になった旨の被害申告がなされ、刑事事件として立件されてしまったという事案でした。
実際のところは、女性が泥酔して嘔吐するなどしたため、依頼者様はその介抱をしていたところであり、翌朝も何らわだかまりなく解散したのですが、なぜか後日被害申告がなされ、突然警察から呼出され、取調べを受けることとなってしまいました。
依頼者様は、わいせつ行為について一貫して否定していましたが、女性の着衣からDNAが検出されているなどの事情もうかがわれたほか、女性がどのような主張をしているのか判然としないところがあり、女性の主張に基づいて公判請求(起訴)されてしまったり、あるいは報道等がなされてしまえば、教員というお立場もあり、後に無罪判決となっても今後の生活に重大な支障を及ぼすリスクがある状況でした。
弁護活動
担当弁護士は、依頼者様から、事件があったとされる前後の状況を詳細に聞き取り、事件の担当検察官に対し、概ね下記の内容を記載した上申書や意見書を提出するほか、取調べにおいてもきちんと主張できるよう準備をして臨みました。
- 家主である共通の友人が同室していたこと、女性が嘔吐を繰り返していたことなど、犯行があったとするには不自然な当時の状況が存在すること
- 翌朝も女性は被害を主張したりすることなく普通に過ごし、依頼者様と連れ立って帰宅したことなどから、事件後の女性の言動も被害直後のものとは考えにくいこと
- 依頼者様は嘔吐する女性を介抱しており、着衣などからDNAが検出されても不自然でないこと
結果、本件は不起訴処分となり、公判請求(起訴)を回避することができました。
また、検察への事件の送致(いわゆる書類送検)などに当たっても報道発表等がなされないよう弁護人から捜査機関へ申入れを行い、報道等がなされることもありませんでした。
弁護士のコメント
本件は、依頼者様が、酩酊して嘔吐する友人女性を介抱してあげたにもかかわらず、不同意わいせつの疑いをかけられた事案です。不同意わいせつや不同意性交等の事案については、通常目撃者等はいませんし、捜査機関は「被害者の言葉」を重視する傾向があるため、無実であっても起訴されたり、有罪となってしまうリスクも否定はできません。特に、DNAなど一定の証拠もあるような場合には、単に黙秘したりするだけでは十分とはいえない場合もあるでしょうし、結論として処罰を受けることがなくとも、教員や公務員、医師などの有資格者といったお立場次第では、起訴されることや報道が致命的なリスクになりえます。
本件のように、弁護士が介入して事件当時の状況や証拠関係などを緻密に分析し、的確な主張をすることが不起訴処分獲得のためには重要ですし、報道といった事実上の、ただし重要な不利益の回避にもつながりえます。
上原総合法律事務所では、元検事の弁護士がその経験を活かし、捜査機関がどのような点に疑問を持つか、どのような考え方で事実認定や起訴不起訴の判断を行うかを熟知した上で、ご依頼者様の主張を踏まえ、事案に応じた適切な弁護活動を行います。
知人や友人から身に覚えのない疑いをかけられお悩みの方は、ぜひ一度弊所にご相談ください。
※不同意わいせつについては不同意わいせつ罪で逮捕されたら?元検事の弁護士が刑罰や刑事事件の対応を解説の記事もご参照ください。




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