強制性交等被害名目での慰謝料請求の解決事例(慰謝料支払いなしで解決)

性犯罪(児童ポルノ・児童買春を含む)
[投稿日]

依頼者:男性(40歳以上60歳未満)
事案:強制性交等被害名目での慰謝料請求
結論:弁護士介入により慰謝料支払いなしで解決

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事案の概要

本件は,強制性交等をしたとして女性から慰謝料を請求されていた男性からのご相談でした。

この男性は,風俗店でお客さんと風俗嬢としてその女性と知り合い,店外で継続的に会い,合意の下でお金を支払って避妊をせずに性交することを繰り返していました。

そうしたところ,ある日,その女性が性交にに合意がなかったとしてお金を請求するようになるとともに,男性の住所を知っているなどとして脅してきたため,当事務所に弁護のご依頼をいただきました。

弁護活動

弁護士が女性と話して状況と依頼者の認識を説明し,理解してもらい,刑事・民事を問わず何も請求せず,依頼者からも何も請求しない,ということで和解が成立しました。

弁護結果

本件では、示談交渉に1年程度を要しました。

その間、被害者からは刑務所に行ってもらいたいというお考えを開示されたり、全額を一括で支払わなければ話にならないなどと言われて示談交渉が決裂しかけるなどしました。

被害者の感情を考えれば当然のお話しですが、依頼者としても辛い日々が続きました。

ですが、本件では、依頼者は家族に支えられながらなんとか精神状態を維持し、再就職してその給与の大部分を被害弁償用資金として積み立てていきました。

そして、継続的に被害者にご連絡し、最終的に分割弁済を含めた弁償計画を受け入れていただき、示談が成立しました。

示談が成立したことで被害者が処分を求めなくなり、検察庁は本件を不起訴としました。

弁護士のコメント

当事務所には,性的関係をめぐるトラブルに関するご相談をたくさんいただきます。

真実は強制性交等をしていなくても,強制性交等の疑いがかかって捜査の対象となっていることを職場などの周囲の人に知られるだけで,とても大きな被害につながることがあります。

そのため,(自称)被害者に「強制性交された」と言われただけでとても大きなストレスを抱え,眠れない,食べられない,仕事が手につかない,といった心理状況に追い込まれる方も少なくありません。

本件も,そのような心理に追い込まれた方からのご相談でした。

ご依頼から1週間程度で事件を解決することができ,最良の結果となりました。

この種事案は,相手方がご本人との交渉を拒否したり,妙に手慣れていたりと,ご自身で解決することがとても難しい類型の事件です。

ご自身での対応が難しくなった方は,紛争がややこしくならないうちに弁護士にご相談いただくことをお勧めします。

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