ご注意ください
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弁護士 上原 幹男
第二東京弁護士会所属
この記事の監修者:弁護士 上原 幹男
司法修習後、検事任官(東京地方検察庁、奈良地方検察庁等)。捜査・公判の両面で多数の刑事事件 を担当。検事退官後、都内法律事務所を経て個人事務所を開設。2021年に弁護士法人化し、新宿・ 横浜・立川に展開。元検事(ヤメ検)として、捜査機関の思考・動き方を熟知した立場から、逮捕前 の対応・示談交渉・公判弁護まで一貫してサポートしている。
証拠隠滅罪とは、刑事事件に関する証拠を隠したり、破壊したり、改ざんしたりする行為を罰する犯罪です。
この記事では、証拠隠滅罪の概要、具体例、成立要件、刑罰、逮捕の可能性、自分の証拠を隠滅した場合の特例や証拠隠滅罪を犯してしまった時になしうる弁護活動について元検事の弁護士(ヤメ検)が詳しく解説します。
目次
証拠隠滅罪については、刑法第104条で、「他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者」を罰すると定められています。
このように、証拠隠滅罪は、刑事事件の捜査や裁判の公正さを守るために定められた重要な規定です。
この罪に該当する行為は、捜査機関が犯罪を立証するために必要な証拠を隠したり、破壊したり、改ざんしたりすることです。
条文に「他人の刑事事件に関する証拠」と定められていることからも明らかなように、証拠隠滅罪は、他者の刑事事件に関する証拠の隠滅等を行った場合に成立するもので、自己の刑事事件に関する証拠の隠滅等を行った場合には成立しません。
なお、自己の刑事事件に関する証拠を隠滅等した場合の注意点については、後述する「第5 自分の証拠を隠滅しても大丈夫?」で詳しく説明します。
以下は、証拠隠滅罪が成立する可能性のある具体的な行為の一例です。
証拠隠滅罪が成立するためには、以下の要件が満たされる必要があります。
証拠隠滅罪の刑罰は、以下のとおりです。
・拘禁刑:3年以下の拘禁
・罰金刑:30万円以下の罰金
刑罰の重さは、証拠隠滅等の行為の悪質性、反復性や事件の重大性等に基づき、検察官が決定します。
例えば、多数の証拠を隠滅等した場合、繰り返し何度も証拠を隠滅等した場合や重大犯罪を立証するための重要な証拠を隠滅等した場合には、行為が悪質であり、かつ、事件も重大であると判断され、比較的厳しい刑罰が科せられてしまう可能性があります。
※無料相談は警察が介入した事件の加害者側ご本人、逮捕勾留されている方のご家族・婚約者・内縁関係の方が対象となります。
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前述のとおり、証拠隠滅罪は、最大で3年以下の拘禁が科せられる可能性のある重大な犯罪といえます。
このため、罪証隠滅罪を犯した場合、場合によっては逮捕されることも十分にあり得ます。
特に、以下のような場合には逮捕されるリスクが高まります。
これまで述べてきたとおり、証拠隠滅罪は、「他人の刑事事件に関する証拠」を隠滅等した場合に成立する犯罪です。
すなわち、第三者が証拠を隠滅等する場合に適用されるため、犯人自身が自分の証拠を隠滅等しても罪に問われません。
ただし、以下の点には注意が必要です。
犯人が証拠を隠滅等する行為は倫理的に問題があるだけでなく、前述のとおり別の犯罪が成立する可能性もあるため、慎重に行動すべきです。
証拠隠滅罪に問われた場合、弁護士は以下のような弁護活動を行います。
まず、隠滅等の行為が本当に証拠隠滅罪に該当するのかを確認します。
例えば、意図して隠滅行為を行ったわけではない場合や、隠滅等したものが重要性が低い証拠であった場合等には、罪に問われない可能性があります。
たとえば、家族や友人を守るために行った場合等、隠滅行為の動機が特別な事情によるものであった場合、その背景を捜査機関や裁判所に主張し、少しでも罪が軽くなるように働きかけます。
隠滅行為によって被害が生じた場合、被害者との示談を成立させることで、処罰が軽減される可能性があります。
再発を防ぐための具体的な行動計画を捜査機関や裁判所に示すことで、寛大な処分を求めます。
上原総合法律事務所は、元検事 7名を中心とする弁護士集団で、迅速にご相談に乗れる体制を整えています。
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