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弁護士のコメント
本件は、勤務先で、複数回に渡って多額の現金を盗んでしまったという事件でした。
捜査段階でご依頼を受けたのですが、当初から被害額が極めて多額であり、被害弁償ができなければ起訴され、実刑判決になる可能性が高い一方、被害弁償できれば執行猶予になると考えられたため、受任後早速、依頼者の方と一緒に、被害弁償の準備や謝罪文の作成などを始めました。
あいにく被害者側の意向で捜査段階での示談には至らず起訴されてしまいましたが、起訴後も粘り強く示談交渉を続け、なんとか被害額以上の被害弁償を行うことができました。
また、起訴後は、依頼者の方との打合せを進める中で、なぜ今回の事件を起こしてしまったのか時間をかけて話し合って被告人質問の対策をするとともに、家族による支援体制の構築や、メンタルクリニックの受診などもしてもらい、入念に準備をして裁判に臨みました。
それでも検察官は実刑求刑をしてきましたが、私の見込みどおり、判決では無事執行猶予を得ることができました(ちなみに、実刑求刑をしてきた検察側からの控訴はされませんでしたが、そもそも実刑求刑をしてきたことが不相当であったと思います。)。
このように実刑が想定される場合は、被害弁償をしたからといって油断をしてはならず、適切な量刑を得るためにできることはすべて、かつ、丁寧にこなしていくことが重要です。
本件では、ご依頼者の方の協力のみならず、ご家族も協力的であり、一つ一つ、丁寧に裁判の準備を積み重ねていったことが良い結論につながったと考えています。
上原総合法律事務所では、上原総合法律事務所では、元検察官(ヤメ検)の弁護士が多数在籍しており、窃盗や詐欺などの財産犯のご相談を多数取り扱っております。元検察官としての経験を踏まえ、見通しを説明しながら対応を進めていきますので、安心して裁判に臨むことができます。お困りの際には、是非弊所にご相談ください。