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窃盗の解決事例(本被害額1000万円以上の窃盗事案を不起訴とした事例)

依頼者:40代 男性

職業:警備員

罪名:窃盗

被害金額:1000万円以上

回数:50回以上

結果:示談成立、不起訴

事案の概要

本件は、倉庫の警備員をしていた依頼者が、倉庫内に置かれていたものを持って帰って売ることを繰り返したという事案です。

依頼者は、1年以上にわたって同じことを繰り返しており、被害総額は1000万円を超えていました。

会社が備品を調べたところ、なくなっているものが多数あることに気づき、依頼者の犯行が発覚しました。

当事務所へのご相談、方針決定

依頼者は、会社に犯行が発覚してしまったためどうすれば良いか相談するために、家族と一緒に上原総合法律事務所にご相談にいらっしゃいました。

依頼者は、自分がどれだけの数のものを盗んだのかも正確に把握していない状態でしたので、ご相談の結果、まずは正確な数と被害金額を把握し、その上で被害者に対し、可能な限り被害弁償し、誠実に対応することとしました。

被害総額が1000万円を優に超えることはわかっていたため、ご相談時点で、一括での弁済は到底できないことがわかっていました。

このような金額の事件は、示談ができなければ刑務所行きになることがほぼ確実です。依頼者は家族ととても仲が良く、家族は、可能な限り依頼者の刑務所行きを避けたいという意向でした。

そこで、ご家族を含めて複数回お打ち合わせをした後、示談をするためには依頼者の自宅を売却せざるを得ないことをご家族に説明するとともに、分割で弁済をすることなどの約束をするなどの誠意を尽くしてなんとかお許しをいただこうという方針が決まりました。

示談して不起訴

本件では、示談交渉に1年程度を要しました。

その間、被害者からは刑務所に行ってもらいたいというお考えを開示されたり、全額を一括で支払わなければ話にならないなどと言われて示談交渉が決裂しかけるなどしました。

被害者の感情を考えれば当然のお話しですが、依頼者としても辛い日々が続きました。

ですが、本件では、依頼者は家族に支えられながらなんとか精神状態を維持し、再就職してその給与の大部分を被害弁償用資金として積み立てていきました。

そして、継続的に被害者にご連絡し、最終的に分割弁済を含めた弁償計画を受け入れていただき、示談が成立しました。

示談が成立したことで被害者が処分を求めなくなり、検察庁は本件を不起訴としました。

この事件について弁護士の思うこと

本件の解決には1年以上を要し、依頼者としても辛い日々が続きました。

しかし、本件の依頼者は、非常に我慢強く、被害者の叱責はもちろんのこと、家族の叱責や懲役の恐怖に耐え、ひたすら働いては被害弁償を積み立てました。

その結果、最後にはその誠意が被害者に伝わり、示談してもらうことができました。

弁護士から見て「これはもう依頼者が諦めてしまうかもしれない」と思う瞬間が何度かありました。

そんな時は、家族と一緒に話し合いをする機会をいただき、危機を乗り越えました。

刑事事件においては、家族の支えの有無が事件の帰趨を左右することが少なくありません。

本件は、家族が依頼者を救うとても良い例だったと思います。

弁護士としても、1年以上かけて苦労した事案ではありましたが、最良の結果となり、とても嬉しく思っています。

依頼者とそのご家族が、無事に分割での被害弁償を終えて幸福に過ごされることを祈っています。

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